入選作品1 入選作品2 入選作品3 入選作品4 入選作品5 入選作品6 入選作品7
ボウル 縞模様 ビアマグ ツイングラス 光輝性顔料 リングハンドル 猫(1) ドーナツ ドット レースガラス スイッチバック ムリーニ (Murrine) 内接瓶 掻き上げ(コーミング) ネオン管(1) 星形九角形 竜/龍(ドラゴン) ビーカー ネオン管(2) 中空台
第31回アートコンテスト 町田市展
(2025年)
吹きガラスの作品です。(町田市立国際版画美術館 市民展示室にて撮影、2025/8/31)
第30回アートコンテスト 町田市展 入賞(町田商工会議所会頭賞)
(2024年)
吹きガラスの作品です。(町田市立国際版画美術館 市民展示室にて撮影、2024/9/1)
注ぎ口(くちばし)を付けた器に眼と翼をあしらっています。
翼は熔けたガラスを手早く円板状に成型して唐草模様の刻印を押し、その窪みに色ガラスの粉末を散らした物です。これを、一連の作業で器本体に取り付けて全体が馴染むように加熱して形を整えています。脚部(底)も同様な手順で作っています。(後列中央の作品を除く)
第58回 神奈川県美術展 入選
(2023年)
吹きガラスの作品です。(神奈川県民ホールギャラリーにて撮影、2023/9/24)
二つの器を首の部分で接合しています。中には空気が閉じ込められています。
外側の器を最初に作り、保温炉に置きます。
続いて内側の器を作り、外側の器の口へ上から差し込み、軽く膨らませて口部を接合します。その後、全体の形を整えながら一体化させています。高温での作業中に器の中に閉じ込められた熱い空気は、温度が下がると収縮するので、その際に外側の器が軟らかいと凹み、内側の器も軟らかいと内部へと膨らんだり変形したりするので、作業過程と温度次第で意図しない形となるところも面白いです。
第57回 神奈川県美術展 入選
(2022年) https://youtu.be/FwkQUabvHpw?t=213
吹きガラスの作品です。(神奈川県民ホールギャラリーにて撮影、2022/9/25)
ガラスの生地を金型に吹き込み、規則的に並んだ窪みを作ります。窪みに重曹(炭酸水素ナトリウム)を詰めた後に、熔融した高温の透きガラスを巻いて重曹を封じ込めると、熱により重曹(炭酸水素ナトリウム)は、水と二酸化炭素、炭酸ナトリウムに分解されます。
高温のため水は気体の水蒸気、二酸化炭素も気体の炭酸ガスなので窪みの部分では気泡が大きく成長します。この発泡を制御しながら形を整えています。
(厚木巡回展/ 厚木市文化会館 展示室にて撮影、2022/10/8)
第46回 神奈川県美術展 入選
(2010年)
吹きガラスの作品です。
網目状(ハニカム)のガラスを加熱して軟らかくし、吹きガラスの成形過程で巻き付けたものです。
熱でハニカムの六角形の構造が丸みを帯び、遠目には水玉模様です。
網目状ガラスの詳細は、こちらです。
ビアマグランカイ7 入選
(2008年)
吹きガラスの作品です。
はじめに、乳白ガラスの台を作り保温炉に置きます。
続いて、水色ガラスで器本体を作り、保温炉内の台へ上から垂らすように接合してから全体を整えています。
接合時に、台と本体の中心を綺麗に合わせるのが鍵ですが、難しい。
ビアマグランカイ4 入選
(2002年)
吹きガラスの作品です。(写真は追加制作品)
2つの小窓を開けた青色のガラスの器に、透きガラス(透明ガラス)を吹き込んだものです。
吹き込んだ際に、透明な窓の部分が少し出っ張るように成形してあります。
事前に準備した青色のガラスの小窓は、吹きの工程中にガスバーナーを使って開けています。
この方法では、2つを開けるのは難しく、歩留まりが良くないのですが、当時は、全行程をホットワークで行う事に拘っていました。
ボウル
吹きガラスの作品です。
乳白ガラスの生地に金赤ガラスの粒を散らしています。金赤ガラスは器の外側ですが、内側からも透けて見えます。
ポンテ痕は桜の刻印で仕上げてあります。
縞模様
吹きガラスの作品です。
色ガラスの粉末と金型で、縞模様を入れています。
乳白ガラスの粉末を使うと、焙り出し技法の縞模様に似た風合いになるので、好んで作っていました。金赤も氷コップの影響です。
焙り出し技法は、こちらです。
ビアマグ
キルンワーク+吹きガラスの作品です。
石膏型で焼成した青いガラスの台へ、透明な本体を上から垂らすようにして接合し成形しています。
金属のピンはガラスの台へ差し込んで接着してあります。熱膨張係数を考慮して、金属とガラスを綺麗に確実に接合する自信が無かったので、
やむなく接着剤を使いました。ビアマグランカイ7(2008年)への応募作品ですが、選外でした。
ツイングラス
吹きガラスの作品です。
制作の途中で、器を洋バシで挟んで縦に2つに区切り、区切った面を一体化させながら吹いて2室の器とし、脚と台を形成し整えています。
左右に別の飲料を入れると飲む時に混ざりますが、ストローでそれぞれを飲む事もできます。
写真では、左側にレモネード、右側にハワイアンブルーを注いでいます。
光輝性顔料
吹きガラスの作品です。
光輝性顔料を試してみました。
雲母や雲母を基材にしたパール顔料(Iriodin®)は、以前からガラス工芸にも使われていますが、この作品には、酸化アルミニウムを基材とするエフェクト顔料(Xirallic®)を使用しています。
Iriodin®、Xirallic®共に、基材を酸化チタンを主体とする金属酸化物で被覆した物で、被覆の厚みの違いによる多彩な干渉色の製品があります。酸化鉄の被覆を追加した赤色系の顔料もありますが、今回使用した物は、Xirallic®
T60-22 WNT Amethyst Dreamです。
青色ガラス上の点在する窪みに少量のXirallic®を散らしています。溶融した高温(1300℃程度)のガラス種の巻き取り作業にも耐えましたので、色々と使えそうです。(製品として想定されている温度域を大きく超えています。食器焼成用に開発された高耐熱性のエフェクト顔料Thermaval™の方が作業時の劣化は少ないと思いますが、色彩の選択肢は限られています。)
顔料については、merckgroup.comを参照しています。
輪っかの把手(リングハンドル)
吹きガラスの作品です。
軟らかい紐状のガラスを金属棒に巻き付けて輪を作り、保温炉に置きます。
器本体が仕上がったら、輪を保温炉から取り出し、輪の接合部をガスバーナーで加熱し本体に熔着しています。
吹きガラスの作品です。
中空の胴体部を作り、耳、手足、最後に尻尾の順にガラスを引っ張って形成しています。
張子の虎「神虎」のような佇まいですが、手足は酸素バーナーを使って吹けば、もう少し長くできそうです。
ドーナツ
吹きガラスの作品です。
器をある程度の大きさまで吹いたところで、つぶして扁平にします。穴を開ける場所を金属棒で押して凹ませ、器の両面をくっ付けます。付いた部分をバーナーで加熱し、尖った金属棒で突く等して貫通させ、その穴を少しずつ拡げながら器を吹き上げていき、マーバー(鉄板台)に広げた丸餅状の台を取り付けて全体を仕上げています。
穴を開ける作業は、バーナーを使いながらですが、力技です。事務器のパンチのように、すぱっとガラスに綺麗な穴を開けられる道具があればと思います。
ドット
吹きガラスの作品です。
ガラスの生地を金型に吹き込み、規則的な無数の窪みを作ります。
窪みに色ガラスの粉末を詰め、色ガラスが生地に馴染むまで十分に加熱をして模様としています。
レースガラス
吹きガラスの作品です。
最初に、色ガラスの塊を加熱して引き伸ばしたケーン(細いガラス棒)を準備します。
そのケーンを円筒形の金型内に沿って並べて立て、熔けたガラスを充填して縦縞模様の太いガラス棒を作ります。その外周に透きガラスを巻いて形を整え、これを捩じりながら引き伸ばすと色ガラスの線が周期的に捩じれた細長いレース棒になります。(色ガラスのケーンの本数や配置次第で様々な周期模様が得られます。写真の作品に使ったレース棒は、この方法による単純で作り易い物です。レース棒の中心線上にケーンを配置する場合は、工程が複雑になります。)
続いて、短く切断したレース棒を並べて加熱し互いを熔着させ板状にします。これを吹き竿に巻き取って筒状にし、先端をすぼめて閉じて器へと成形していきます。
スイッチバック
吹きガラスの作品です。
作例1(右中央)/ 色ガラスのケーン(細いガラス棒)を円筒形の金型内に沿って並べて立て、乳白ガラスの生地を吹き込み、縦縞模様の器を作ります。続いて、吹き竿を回転しながら酸素バーナーで器の外周の一部分だけを加熱します。器を捻ると軟らかい部分の縞模様が変形するので、加熱する部分を移動しながら捻る方向を交互に変えると波打った模様となります。
作例2(右)/ 乳白ガラスの粉末と縦縞の金型で、縞模様を入れています。捻る手順は同じです。
作例3(左、左中央)/ 縦縞の金型で作った凹凸の縞(リブ)が残るように成形しています。捻る手順は同じです。
ムリーニ (Murrine)
吹きガラスの作品です。
レースガラスでは、ガラス棒の側面に現れる捩じれ模様を見せていますが、こちらは、金太郎飴のように断面に模様が現れるガラス棒ムリーニを使った作品です。
薄く切断したガラス棒を、接ぎ合わせるように敷き詰めて加熱し互いを熔着させ板状にします。これを吹き竿に巻き取って筒状にし、先端をすぼめて閉じて器へと成形していきます。(ガラス棒の並べ方が異なりますが、レースガラスの器の制作と同様な手順です。)
吹きガラスの作品です。
二つの器を底と口の部分で接合しています。中には空気が閉じ込められています。
はじめに、外側の器を作り保温炉に置きます。
続いて、内側の器を細めに作り、外側の器の底に着くまで差し込み底部で熔着します。その後、口部を熔着しながら全体の形を整えています。
掻き上げ(コーミング)
吹きガラスの作品です。器をやや厚肉に吹いたところで、吹き竿を回転しながら熔けた色ガラスを螺旋状に巻き取ります。
続いて、器を加熱して表面を軟らかくし、先の尖った鉤状の道具で螺旋を引っ掻いて模様を作ってから器の形を整えつつ吹き上げています。
ネオン管(1)
ネオン管の作品です。(2000年)
23年前ですが、ネオン管を作製する講座に参加し、ガラス管を曲げたり繋いだりの練習をした時の物です。
ガラス管内部に蛍光物質を塗布した蛍光管ではなく透明管ですが、少し埃を被っています。
持ち帰って保管するのも難しく、処分してしまいましたが、アルゴンガスと水銀を封入した物で、点灯時は青白く発光しました。
当時の工房には猫達が居て、写真の猫(みかん)は、水道の蛇口から流れ落ちる水を器用に横から飲んでいました。
星形九角形
吹きガラスの作品です。
星形九角錐台の金型に、底が肉厚となるように整えたガラス種を吹き込んでいます。
金型から引き出した後、この作品では、ポンテ竿に移し替えて口元を拡げ円形に仕上げていますが、そのまま徐冷して口辺で切断すれば星形九角形の口となります。
竜/龍(ドラゴン)
ソリッドワークの習作です。(2013年頃)
YouTubeで、Corning Museum of GlassのWilliam Gudenrathさんによるデモンストレーション(https://youtu.be/-G-qpjeXySE?t=2013)を観て、いくつか練習した時の物です。
紐状に伸ばしたガラスを金属の棒に素早く螺旋状に巻き取って尾を作り、それをさらにドラゴンの胴体部に巻くのですが、十分な長さの尾が作れず胴体への巻き数が足りていません。翼もクランプで挟んだだけなので大人しい雰囲気です。
ビーカー
吹きガラスの作品です。
注ぎ口(くちばし)を付けた器に眼をあしらっています。前列の物については、底部を引っ張って尾を成形しています。
ネオン管(2)
ネオン管の作品です。(2000年)
ネオン管の作製講座に参加した時の物で、自作の筐体に5本のネオン管(電極間距離40cm)を固定しています。個々のネオン管を点滅させ、また管には可動なリングを取り付け、それらを上下に駆動させる予定でしたが、5本の直列接続での全点灯に留まりました。
中央の管は、アルゴンガスと水銀を封入して使用する着色蛍光管ですが、青色のガラス管内に塗布されていた蛍光物質を取り除き、ネオンガスのみを封入しています。
ネオン管の仮止めに使用したゴムが経年劣化で管壁に流れてしまい、それの清掃中に一本を破損してしまいました。(10mm径のガラス管に対し適正な径の電極菅の在庫が無く、12mm径や14mm径の電極管を繋いだのですが接合部に難がありました。)
24年振りに、破損した左端のネオン管を除く4本を点灯させました。
中空台
吹きガラスの作品です。
器の底部を括り空気を閉じ込めて中空の台を作っています。